【ロシア】ユーリ聖地巡礼の旅33(サンクトペテルブルク聖堂巡り)
サンクトペテルブルク聖堂めぐり、血の上の救世主教会・カザン大聖堂・イサーク大聖堂。どれもこれも、ぽっかーんと口を開けて見上げていました、あまりのすごさに(笑)
血の上の救世主教会については、一番大きな塔が補修工事中で囲いに覆われていて残念でした。
夏場だけかもしれないのですが、昼の見学時間帯と夜の見学時間帯に分かれています。
夜は少し見学チケットがお高い。17:30までが昼の時間で、30分空けて18:00~22:00が夜の時間帯です。
チケットは団体向けの有人カウンターと、無人の自動券売機があります。クレジットカード可。
カードで決済すると最初にレシートが出てきて、ついでに「チケットを忘れないで」みたいなメッセージが画面に出ていました。私はそのレシートが入場券だと思って、それを受け取ったらその場を離れてしまいました。
自動改札みたいな機械の前で「ん?」となって、しばらく悩み、はっ!と思って券売機に戻ると、操作パネルより下に缶ジュースの自販機の取り出し口のようなところがあって、そこにチケットが取り残されていました。たまたま次の人がいなかったので残っていてよかったです~。
オーディオガイドに日本語もあったような記憶があります。(借りてません)
「これが全部モザイク画なの!!???」と、尊敬の意味を込めて「アホじゃないの」くらいにすごくてぽっかーんとしてしまいました。
夜暗くなってからの聖堂内のライトアップ的な何か、とても気になりました。すごくきれいなんだろうなーと。
ミニチュアが2種類置いてありました、かわいい!
入口と出口は別になっていて、出口から出ると、椎名林檎さんが番組でお仲間たちと並んで顔を出していたのと同じパネルが。
この出口の広場と川沿いはずらーっとお土産屋が並んでいて、値切りながらお土産を買うのが楽しい人にはパラダイスだと思います。
私の勘では(鋭くないけど)このエリアはスリにご注意っていう雰囲気がしましたよ。
カザン大聖堂。
ネフスキー通り沿いの町の中心にある聖堂で、場所からしててっきり観光名所かと思いきや、ここは現在進行形で信仰の場でした。
観光客も中に入って見学できますけど、ガイドブックによると中では写真撮影などは行わずに静かにと書かれていました。それを知らない人たちが結構撮っていましたけど。
この聖堂3つの中で一番書きたかったのがカザン大聖堂です。写真はないのですが・・・。
中に入ると、その日その時間はイコン礼拝する人で長い行列ができていて。女性が多いです。
みんなストールやスカーフを頭に巻いていて、持っていなくても礼拝をしたい人はコートを頭からかぶっていました。
ロシアでは特に都市部では礼拝に行く人も少なくなってるとネットで読んだこともあるのですが、(都市部の人口にしたら少ないかもですけど)ずいぶんたくさんの人が並んで礼拝しようとしているんだなーと思って見てしまいました。
礼拝は、最初束になっているのを見たときに何かわからなかったはちみつ色の細長い蝋燭を立てて(ワシリイ大聖堂の外のバザー風なおばあさんたちが売っているのを見たのですが、何十本も束になっているはちみつ色の長細い物体が最初は蝋燭に見えなくて、これはなんだろう?って聞いてしまいました)。
上の写真はペトロパブロフスク要塞の聖堂で撮ったものです。
上下右左上下右左と十字を切った後、イコンに額を付けるような恰好でしばらく動きません。
ガラス面に額がついているのか、それとも接吻しているのか、その辺は近くで見ることができなかったのでわからないです。
ちなみに、イサーク大聖堂で一人の礼拝が終わった後のイコン(たいてい額に入っています)を見ましたら、息で口のあたりのガラスが曇っていました。
一人がそれなりに時間を使って礼拝しているので「何を思っているんだろう?」と不思議に思い、信仰心が篤いのかとも思いますが、でももしかしたら日本の神社詣でと同じで願掛けやらパワーを貰いに来ている感覚なのかも??とも思ったりしつつ眺めていました。
カザン大聖堂の中に、いくつかのショップがあって、小さなイコンや、ペンダントトップが売っていました。ここのショップは信仰のものを売っているという感じです。
その昔だったら、そういうものでも気に入ったデザインがあれば買ってしまったかもしれないですが、いまは見るだけ(笑)
何人もの女性が真剣にガラスケースを覗き込んでいました。
これも、信仰心が篤いからというのもありますけど、日本で人気の神社の月にこの日しか買えないお守りを買いに行く感覚だったりもしそう??と想像。
他の聖堂に比べ暗めの聖堂内から出ると、これから礼拝に行こうという若い女性二人組を見かけました。一人は紫色のミニスカートのワンピースを着て、その場でスカーフを頭に巻いてお互いできれいに巻けたかチェックしあったりして、オシャレ大好きそうなイマドキっぽい子たちなのですが、真剣そうで。
それを見た私は「あ、ミラだな」と思ったんです。
ヴィクトルがどうだか(個人的な希望はありますが)わかりませんけど、ミラはこの子たちと同じようにカザン大聖堂に来て礼拝もしていそうだなっと。
日本だって、女の子は占いやパワースポット大好きですしね!
そして、そんな礼拝をしている姿を見て以来、YOIのロシアンたちの宗教観が気になって仕方なくて、ちょいちょい妄想シミュレーションをしてしまう日々なのでした。
イサーク大聖堂。
空港からホテルまで送ってくれたドライバーさんイチオシの大聖堂です。
17:35くらいについてしまったらチケットが販売されていなくて。閉まっているKASSAの周りには同じように困っている人があふれていて。
イサーク大聖堂も、昼の料金と夜の料金に分かれていて、17:30までは昼、18:00から夜でした。その間の30分間はチケット販売を止めてしまうようでした。
んんんん、時間足りてないのにどうしようって思ったのですが、じっと待って、自動券売機で屋根の展望台に上がれるチケットと聖堂内部のチケットを購入しました(値段は同じですがまとめて買えるボタンもあるのに、そちらはうまくいかなかったので、1回ずつ決済して購入しました)
先に聖堂内を見てから屋上上がりたいなーと思っていたのですが、前の人についていってしまったら屋上コースでした(笑)右のエントランスは屋上、左が聖堂内でした。
屋上までは螺旋階段をひたすら上ります。何段と、石に彫ってあったのですが、上が何段だったか忘れてしまいました。途中でつらい顔をして休んでいる奥様がたと、表情だけで「大変よね」「そうですよね」と挨拶を交わし(笑)
最後にこんな階段を上ります。
逆から見ると、あの鐘のあるところの下を上がってきたのだなとわかります。
屋上からのサンクトペテルブルクの眺め。
血の上の救世主教会が真ん中に見えます。
こちらはエルミタージュ美術館が見えます。
ネヴァ川。
青い屋根聖堂はなんという聖堂でしょうか。
こちらは、私が旅行会社の人に「サンクトペテルブルクの富裕層が住んでいるエリアってどの辺ですか?」と聞いたら「ここらへんじゃないか」と言われたエリア。上からではわかりませんね。
ニコラス1世の像も小さいですが見えます。この先にマリインスキー劇場がありますよ。
暗くなってから昇ったらさぞ素敵な夜景が見れただろうなーと思います。夏場、夜は22時までやっているので、夜景見れる時期には見れると思います。
聖堂内は、これまたぽっかーんとしてしまう。何を見てもヴィクトルの「こじんまりとした・・・」のセリフが脳内でめぐります。そりゃ、こじんまりとしてますよね・・・、と(笑)
この天井写真、お気に入りなんです!
こちらでは、1か所だけ、礼拝の場として使われている場所がありました。
エルミタージュをはじめ、ロシアのあちらこちらの建物で、つい天井ばかりを見上げてしまっていましたけど、床も素敵なんですよね
とにかく大きいうえに、説明がない、調べていかなったもので、見どころなんかはわからないままなんですけど、金ぴかですごい聖堂でした。
うん、聖堂はもういいな、と食傷気味なくらいに満足致しました(笑)
血の上の救世主教会とイサーク大聖堂はツアーでも組み込まれていそうですし、中心部に泊まっていればカザン大聖堂は自分で見に行けるんじゃないかと思います。(カザン大聖堂だけは観光地って感じではないので、閉まるのが早かったです)
豪華絢爛な大聖堂をぜひ見てきてください。