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ツアーが苦手気味なオタク女が効率が悪いながらも個人旅行してきたりツアーで行ってみちゃったりした話。聖地巡礼と乗馬の話も。

【イギリス】フレブラツアー2010・2013 act.4 ~バックランドアヴィ~

(小説「FLESH&BLOOD」のネタバレがあります)

 

Buckland Abbey(バックランドアヴィ)への旅

 

https://www.nationaltrust.org.uk/buckland-abbey

2010年と2013年の両方で行きました。
それぞれにありがたいドラマがありまして、どうやってまとめるか悩みました!


Abbey(アヴィ)ってのは「寺院」や「修道院」を表す言葉。
かの有名な「ウェストミンスター寺院」も英語で書くと「ウェストミンスターアヴィ」になるのです。


ちなみにバックランドアヴィとは…

FLESH&BLOOD1巻序盤で主人公カイトと友人のカズヤがドレイクを巡る旅をイギリス最西端ランズエンドから始めて、プリマスに行き、その翌日行く予定にしていた場所です。
また、タイムスリップした後のカイトがまだ不審人物扱いされていた時にジェフリーによって連れて行かれます。


サー・フランシス・ドレイク(Francis Drake, 1543年? - 1596年)
「エル・ドラコ(ドラゴン=悪魔の権化)」(もしくはエル・ドラゴ)の異名で知られる実在の人物…の館です。


元は修道院だったのを、サー・リチャード・グレンビルが購入、屋敷にしていたのだけど、資金繰りがうまくいかなくて売ることになりライバルのドレイクに買われました。
二人はもともとライバルで、この件をきっかけにさらに険悪になって、それで、グレンビルの親戚のサー・ウォルター・ローリーもドレイクと関係がよくないって感じだったとフレブラに書いてありました(笑)

 


プリマスのセントラルバスステーションやロイヤルパレード通りのバス停から、イェルバートン経由のバスであればどれでも大丈夫だと思います。
イェルバートン下車。ここはいくつかのバスストップとパブ、ガススタ、雑貨屋がある乗り換えメインのバス停っていう感じです。

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イェルバートンのバス乗り換えで、イェルバートン近郊の同じルートをまわってるらしい55番バスに乗って一路バックランドアヴィへ


バックランドアヴィ入り口

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看板

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芝生の間を通る道を抜けて、坂を下って行くとエントランスがあります。

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ナショナルトラスト管理なので、お決まりの勧誘(パスを買わないかというやつ)をお断りしつつ入場料を払います。

すぐにカフェがあります。

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2013年の帰るときになりますが、ケーキを食べました。とても美味でした。

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カフェを通り抜けてすぐに見える建物にグレートホールと書かれていたため、最初よくわかっていなかった私は、ここでジェフリーとカイトはドレイクに面会したのかと思いましたが、ここは修道院時代の作業部屋のようなところかと思います。

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さらに奥に進みます。

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こちらがドレイクの居住していた建物。

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アヴィの中は2年で多少展示物の内容が変わっていました。
係の人に写真の可否を確認すると、フラッシュをたかなければ撮っていいということでしたので、とりまくりました。

英語がもっとできればいろいろ質問したいところ
松岡なつきさんの文章によると、『長い廊下のあるお屋敷』となっているのだけど、このアヴィに長い廊下はない。
少し迷路みたいな造りになっていました。

 

入ってすぐの部屋にあるのは、チェスをするエリザベス女王とドレイクの木像。

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そして、ドレイクのドラム!
カイトがこっそり叩いてみたいと言っていたアレです。

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暗いですが、ゴールデンハインド号の模型などを飾った部屋。

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さらに隣の部屋には、ドレイクの航海の品々を飾ったような部屋。

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2階に上がり、ダイニングルーム。

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ダイニングルームは2010年のほうが豪華に飾ってあった気がしました。

上の画像は2010年のものです。

 

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どうも、今のダイニングルームはドレイクの時代にはなかったか、使ってなかったといっていたかもしれません(英語力がありません…)

もしここだとするならば、「ここでカイトたちはドレイクとレディ・ドレイクとジェフリーと4人で晩餐会したんだよね!」と妄想!

主人(ドレイク)はここの席に座るだろうから、そうすると両側のどちらかに奥様、そしてジェフリー、ジェフリーの隣にカイトだろうから、例えば、この角度からカイトはドレイクを見たのかな!??

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想像のカイト目線で撮ってみた、隣にジェフリーがいると思いってください(笑)

 

ダイニングルームの前にはシーチェストが置いてありました。

 

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最上階に上がると、ドレイク像がお出迎えしてくれます。

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展示は、半分が船の生活について。

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これがなかなか興味深いけど、英語を訳しながらじっくり見てると1時間くらい必要そうでした。
船乗りのロープの結び方とかも解説されていました。

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船乗りの食事が展示されてて「カイトもこれを食べたのか~」

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2010年にはここにあった、ボランティアの方が制作してくださった当時の服の再現試着が子供向けのサイズしかなくなってて、残念無念。
2013年はがっつり着て写真撮るつもりだったので(笑)

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下は2010年に撮った大人サイズのもの。

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もう半分は、ヘンリー8世がアヴィを接収する前の僧院だったころの、修道士たちの生活についての展示。
アヴィの歴史とかも展示されていました。

お屋敷というと、横に長くて、長い廊下に扉がいくつもあって部屋が並んでいるイメージがありました。

が、ここはらせん階段の周りに部屋が配置されていて…、

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ここは、客室、なのでしょうか?(聴く人がいなかったので不明なままです)。

最初はそうだと思って、カイトたちはここに泊まったのかなって思ったのだけど、よくよく原作を読み返してみると、二人は隣同士の部屋にしてもらったそうで、この配置だと隣同士という書き方にマッチした感じにはならないし、うーん・・・って考えていました。

これ全部が、使用人の部屋ってことはあるのでしょうか?
だとすると、使用人にしては豪華すぎる気もします。

部屋の中までは見れませんでした。


私はアヴィのこのあたりが迷路みたいで面白くて好きでした。うねった廊下

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ここから先はおそらく使用人エリアで、キッチンまで続いています。

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通りかかると鳴るようになってる呼び鈴があって、急に鳴ったのでびっくりしました。

しげしげと見ると、各部屋から呼び出しができるようになってる呼び鈴があって(呼び鈴がいくつか並んでて、「ダイニング」とか「グレートホール」とか書いてある)

 

キッチンはチューダーキッチン再現。 

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そして、その先にはプライベートな教会?のような場所がありました。

ナショナルトラストには、おじいさんおばあさんのボランティア説明員の方が各部屋で説明をするために待機してていてくれるので、聞きたいことがあれば質問ができるのですが、私の英語ではなかなか…。
ここがカトリックなのかプロテスタントなのか、英国国教会なのか、聞きたかったのですが…。

そして、ドレイクもここで祈ったのか聞きたかったのです。
どうも、それだけはなんとなく伝わったのか、ドレイクの時代にこの部屋は教会ではなかったと説明していただいた…と思います。

ドレイクは近くのバックランドモナチョラムまでお祈りに行っていた、らしいです。

  

グレートホール

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2013年にはドレイクと奥さんの蝋人形みたいのがありました。
蝋人形苦手です…。

 

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この時までは、見学者が入ったところが正面玄関だろうと…そこそこ立派な感じがしましたし。
でも、そうすると、このグレートホールにどういうどうやってくるのかがよくわからなくて。
見学者の順路通りにしか見ていないのでわかりませんが、そうだとすると2階に上がらないと部屋がつながっていないかもしれないので、それはおかしいだろうと思っていました。
そして、見学者はグレートホールの先にある出口から出ることになるから、出口は入口にもなるので、そこから入れるのかも、と。

見学者は下の写真の奥に見えている出入り口からグレートホールに入りました。

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うまく説明できない。
間取り図がほしいです。
とりあえず、一生懸命、説明員のおば様に聞きました。
「ドレイクの時代、どこが正式な入口だったの?」と。

そしたら、グレートホールの、見学者入口とは反対にあるドアの方を入口だと教えられて「へえええ、そっちだったんだー!」。

ここです。

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こちら側が外からです、この先には小さなホールがあって、上の扉に続いているようです。

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ほんとかな?

あれ??そしたら、玄関があって、グレートホールにつながるドアがあるすごく狭いフロアがあって、グレートホール…長い廊下なんて歩かないなぁ…。
はっ、もしかしてジェフリーは部下だから、裏口から通されるのかしら?
結局解決せずに堂々巡りです(笑)
もちろん、小説は脚色があると思うので、完全一致はしないのかもしれませんが、松岡なつきさんならここは訪れているのだろうと思っていたので、きっと参考にされていることだろうと思いまして。

アレコレ根掘り葉掘り聞けるだけの語学力がほしいです(何回目)…。


アヴィの見学自体は16:30で終了なせいか、係の人たちが「見学終わった?そしたらあっちから出なさい」みたいな感じで急かす

私は逆行してもっと見たいなーと思っていたんだけど、なんとなくそのまま押し出されてしまいました(苦笑)

 

 思っていたより優しい雰囲気のお屋敷でした

イギリスって気候のせいもあって若干陰気臭いイメージもありましたし(イギリスLOVEです!)、室内は濃い赤や緑の壁紙で覆われてるイメージがありました(ヴィクトリアンなイメージですね)。

でも、バックランドアヴィの、木の色やむき出しの石やなんかが、逆に優しい感じがしました。

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外は緑がきれいです。

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帰りに通った、正式なエントランスっぽい?

ジェフリーたちもここを通ったのかも??

 

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フレブラツアーとしてのバックランドアヴィ編でした。

次は、自己満足で、バックランドアヴィへ行くのに2010年も2013年もとても優しくしていただいた書きたいと思っております。

 

 

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